全ては気の向くまま思いつくまま

音楽、教育、ゲームのことなど好き勝手に書いてみようかなと思います。

マスクの功罪。

マスクを常にするようになってもう3年が経とうとしている。


あれだけ価格が高騰したマスクも、流通・価格ともに落ち着きオシャレなマスクもどんどん出てきている。
個人的には、ヒモとマスクの色が違うやつを使ってみたいが、勇気がない(笑)。

先日家で、「いつになったらマスクを外せるんだろうね」という話になった。
マスクをしていると呼吸がしづらいとか蒸れるとか以上に、この仕事をしていると生徒の顔が覚えられない。

特徴を捉えるのが目だけというのは、思っている以上に難しい。ましてや前髪なんか作られてしまうと、目と髪型だけの縦約6cm、横約14cmのスペースにある情報だけで100人以上の生徒を覚えなければならないのだ。毎日向き合っているならともかく週に2時間ぐらいの付き合い、ましてやコロナ禍で話したりも難しく、ICTを使って授業をしていると尚更。
実際、マスクを外すとそんな顔してるの?と思うこともしばしば。化粧なんかしたらわからなくなるんだろう。

耳の聞こえない人にとってはマスクのせいで何もわからない世界になってしまうだろうし、本当に難しい時代時になったと感じる。

 

でも、悪いことばかりではない。
研究の成果があるわけではないが、自分の周りでは体感的に昔よりも不登校傾向の生徒は減ったような気がする。マスクで顔が隠れることによって教室にいることができたり、マスクで包まれていることによって安心感が生まれるのだ。

www.nippon.com

今記事では、マスクで逆に学校に行けなくなった子の話もあるが、まぁ悪い話ばかりでもないのかもしれない。自分もマスクは嫌いだが、歳もとって口臭が気になる時はマスクがあってありがたいと思う次第(笑)。

ただ、小さい子にとっては表情が見えづらいので感受性だったり自分が表情を作ることが難しいまま育っていくのかなと思うと、それは寂しいし危機感を感じる。

www3.nhk.or.jp

 

いつかはマスクを外せる日が来るのだろうか。
また学校現場ではコロナが増えてきているのでまだまだマスクとの付き合いは続きそうだが、一部のマスクをすることで救われている子をのぞけば、子供たちが可哀想でならない。