勝ってもホッとするだけ。
先日この記事を目にした。
あーその通りだなと改めて思った自分がいる。
大学時代は、いわゆる強豪校に身を置いていた。
コンクールで全国大会にいくのは当たり前。金賞を取らなければOBや先生から怒られるようなことはなかったけど、自分たちでよくプレッシャーを感じていたものだ。
だから記事にあるように、全国大会で金賞を自分たちの代で取った時も嬉しいという気持ちよりもホッとしたのは忘れない。もっと喜べればいいんだけど、なかなかそうもいかないのは自分の性なのか。
指導者の立場になってもそれは変わらず。
別に名門校にいるわけではないが、上位大会に抜けても嬉しいよりホッとするが先にたつ。
先日もアンサンブルコンテストで代表になっても出た言葉は「よかったー」だった。
学生時代の、部長としての俯瞰的に物事を見る癖がついてしまったからなのか、主体的に素直に喜んだり泣いたりできない自分は損だなーと思う。
でも、高校生の涙には弱いのでそれなりに泣いてはいるのだが、泣けばとりあえずデトックスできていいのか、泣く質が問題なのかはいまだによくわからないままである。